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2019年12月15日

熱いドラマ再見

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こんにちは、兵庫県伊丹市の西田鍼灸療院です。伊丹市内を中心に尼崎市・豊中市をはじめとする阪神・北摂地区の患者様のお身体の悩みを「根本改善」に導く「根本治療」の鍼灸を提供しております。

ここ1カ月、YouTubeで配信されるあるドラマにハマっている。

あるドラマとは『どてらい男』

ストーリーは、福井の貧乏百姓の倅“モーやん”こと山下猛造が大阪立売堀の機械工具卸問屋の丁稚奉公を皮切りに、兵役・捕虜生活を経て戦後の混乱期に商売を立ち上げ、持ち前のバイタリティで生き抜き一人前の商人に成長するまでを描く。

型破りの言動から『どてらい男』と呼ばれる主人公が、前途に立ちはだかる幾多の試練を卓越した機転と行動力で克服していく。とりわけ、敵対する相手に敢然と戦いを挑み最後に打ち負かす様は「勧善懲悪」ドラマの典型で、観る者のカタルシスを喚起して止まない。

しかし当院が注目するのは、出演者のセリフを通して示唆される[商人道]である。
例えば、「商人は手を出さない(喧嘩をしない)分だけお足(お金)が貰える」、「利益は物の売買だけではない。客を怒らせないのも利益なら、一つの物を始末するのも利益である」、「ありがとう、ご苦労様といった感謝の言葉は、背中にかける時に初めて価値が出る。面と向かって顔を合わせている時は当たり前だけれども、背中にかける言葉が、その人の本当の気持ちを表す」など実践に裏付けされた哲学は、凡百の書を読破するよりも多くの教訓を我々に与えてくれる。

そして、 もう一つ言及しておかねばならないことがある。
本作は、当時一世を風靡した花登筐原案・脚本「上方・根性ものドラマ」の一本で、西郷輝彦主演で1973年10月から1977年3月まで全181話、関西テレビで製作・放映されたが 、現在のドラマスケールではおよそ考えられない3年半というロングランに驚嘆、主演の西郷輝彦は勿論、脇を固める俳優陣の確かな演技力に瞠目、 全編を通じて一貫して流れる熱気に圧倒される。

思えば昭和には本作のような”熱いドラマ“が数多く作られ、それを夢中になって観た記憶がある。

令和の時代に再び昭和の“熱いドラマ”に出会い、至福の時間を手に入れた喜びを今、しみじみと噛み締めている。

だが、最後に付記したい残念なことがある。
それは、放映当時の諸事情により記録が一部(2、4〜6、130〜180話)存在せず、完全視聴が不可能であること。
それ故に、129話までの視聴に留まり、消化不良の感は否めない。
いつの日か欠損部分が見つかり、完全視聴が叶う日が来ることを乞い願うばかりある。

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