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2022年10月17日

非特異的腰痛

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こんにちは、兵庫県伊丹市の西田鍼灸療院です。伊丹市内を中心に尼崎市・豊中市をはじめとする阪神・北摂地区の患者様のお身体の悩みを「根本改善」に導く「根本治療」の鍼灸を提供しております。

 

ひどい腰痛を患って病院に行くと、大抵の場合、レントゲン🩻やMRI撮影といった検査を受けることになるが、症状の原因となるべきものが特定されないというケースが少なくない。

そこに何も異変が見当たらなければ診断不可となり、「異常なし」というとても不可解な結果を医者から言い渡されることになる。

原因不明ということで一件落着とされてしまうことは、「常識的に考えて、痛みがあるのに異常なしのはずがない」と考えて来院した者に多くの不安、戸惑い、不満、憤りを抱かせることになる。

特に、患者が年配者の場合は“高齢によるもの”、“歳のせい”という切り札が用意されていて、それを言われたら、何も言えないと怒りをあらわにされる方も少なくない。

こうしてみると、検査はしてみたものの結果によっては何も治療することができないという状況を考えれば、検査があまり意味をなしていないものだとの見方もできる。

ある患者様から聞いた話では、複数の病院で検査をしたところ、そのそれぞれで違った診断結果をもらったとのこと。

とんでもない話だが、いかに曖昧であるかが受け取れる事例である。

結局のところ、「病院や怪我の域に達した腰痛はわかるが、それ以外は知ったことか」ということなのか。

それがどんなに痛かろうがとも、肩凝りがレントゲンに🩻写らないのと同じという程度の解釈としか思えない。

最近では、ようやく原因が不特定の腰痛を異常なしではなく、『非特異的腰痛』と分類し、認識を得られるようになってはきたが、残念ながらただそれだけのことで具体的な対策はまだ何もないのが現実である。

分類するのが精一杯の検査は、あまりにお粗末と言わざるを得ない。

では、なぜこんな事が起こってしまうのかと言うと、ズバリ検査の仕方が単純過ぎるのである。

腰痛の症状は、複数の条件が絡みあって発生しているケースがほとんどだが、その場合、単純な検査だけでは原因を特定しにくいと言える。

しかし、そのようなことを十分承知した上でも、検査はやはり必要である。

それは、万が一深刻な病的症状であった時に、無駄な治療や回り道をせず、最善の対策を見出す道標になり得るからである。

とはいえ、どう見積もっても病的症状にまで至っているケースのほうが圧倒的に少ないはずなので、せっかく検査をしても、「異常なし」の診断はかなりの確率で下されることが予測される。

そこで当院は、検査で異常なしの診断が出た際は、すぐに病院治療に見切りをつけることも一策だと提言したい。そして、然るべき方法を一刻も早く探しあてることが賢明であると強調したい。

 

 

 

 

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