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2020年11月10日

肩こりの新常識(=常識を疑う)

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こんにちは、兵庫県伊丹市の西田鍼灸療院です。伊丹市内を中心に尼崎市・豊中市をはじめとする阪神・北摂地区の患者様のお身体の悩みを「根本改善」に導く「根本治療」の鍼灸を提供しております。

 

前々回(2020.10.21)のブログで“腰痛の新常識(=常識を疑う)”と題し、腰が直角ほど前弯しているお年寄りが必ずしも腰痛を訴えている訳ではなく、その状態に順応・最適化することにより、元気に生活していると言及した。

 

つまり、[形態的異常=痛み]という常識を疑えと問題提起した訳である。

 

これは腰痛だけではなく、肩こりにも当てはまる!

 

「なで肩や首が長い人は肩がこりやすい」という話を聞いたことがないだろうか?

それを聞いて、自分はなで肩だから肩が凝るに違いない。あるいは、自分の肩こりの原因はなで肩なのではないかと一人合点する人もいるかもしれない。

 

なで肩や首の長い人は、そうでない人に比べて、頭や腕を支えるのに首や肩の筋肉に負担がかかり、その筋肉の働きが弱まることにより疲れやすい、というのが半ば常識化しているようである。

 

しかし、なで肩や首の長さが肩こりに直接関係するとは言い切れないと当院は思う。

 

先天的に筋・骨格系に障害を負った特別な場合(例えば脳性麻痺など)を除いて、自前の筋肉で十分に骨格を支え、動かすことが出来るはずであり、首の長い人も例外ではない。

 

それよりもむしろ肩が凝ってしまうのは、生活習慣や環境による原因がほとんどだと思う。

それは、慢性的な運動不足と一日中パソコンに向かうデスクワークやスマホを長時間操る生活環境を指す。

 

幼少期からこのような肩こりを誘発しやすい生活習慣・環境に置かれた者は「小学生なのに肩が凝る」、「若いのに首の付け根も背中も板が張り付いたようにがちがち」と訴え、その原因を「首が長いから負担がかかったのでは?」と体型(骨格)と安易に結びつけ、あたかもそれが肩こりの原因であるかのような刷り込みが行われる。

 

このように育ってきた人は、肩が凝っても「これは生まれ持った骨格の問題だから」と<首の長さ>や<なで肩>のせいにして、本当の原因が別にあるにもかかわらず、症状をこじらせてしまうパターンに陥っている。

 

しかしながら広く周囲を見渡せば、なで肩や首の長い人でも肩こりに悩んだことなどないという人も結構いる。

その逆に頭や腕を十分支えられそうな筋肉自慢の人が肩こりを強く訴えているケースもある。

 

つまり、なで肩や首の長さが肩こりの根本原因ではないのである。

 

思い込みのイメージに惑わされることなく、しっかり原因を把握し、対処していくことが肝要で、その一つの方法として当院の行う「根本改善」に導く「根本治療」の鍼灸がある!

 

 

 

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