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2020年04月23日

名脇役の献立日記

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こんにちは、兵庫県伊丹市の西田鍼灸療院です。伊丹市内を中心に尼崎市・豊中市をはじめとする阪神・北摂地区の患者様のお身体の悩みを「根本改善」に導く「根本治療」の鍼灸を提供しております。

昨日、女優・岡江久美子氏が新型コロナウイルス肺炎で逝去した。

この報に接し、この病の恐ろしさを再認識した者も少なくあるまい。

感染リスクを減らすためには、三密(密集、密室、密接)を避けるほか、手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染症対策を行うことが重要。

加えて、抵抗力を落とさないようにすることもポイントの一つで、睡眠や栄養を十分にとるよう努めたい。

そのために今回は、「沢村貞子の献立 料理・飯島奈美」(リトルモア)をご紹介する。

沢村貞子は、生涯に100本以上の映画出演を誇る昭和の名脇役女優であり、文筆に長けた才女であった。

1977年『わたしの浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。

翌78年には、自伝「貝のうた」をもとにNHK連続テレビ小説「おていちゃん」が放送された。

沢村は数多くの優れたエッセイを著す一方、『わたしの献立日記』(新潮文庫)という身辺雑記風料理書を遺した。

これを映画・ドラマ・CMなどの料理を手掛けるフードスタイリスト・飯島奈美が、NHK Eテレ「365日の献立日記」(2019年4月〜翌年1月放送)で再現し、この度、レシピと写真、沢村の著作からの引用で構成された本書が世に出た。

献立日記は昭和41年4月22日に始まり、平成4年11月23日まで、ごく普通の大学ノートに線を引き表にして、日付と献立と共に代金と来訪者をメモしたもので、品数多く、季節の食材をたくさん使った、気取りのない料理が並ぶ。

『わたしの献立日記』の一節、「いま、食べたいと思うものを自分に丁度いいだけーつまり、寒いときは暖かいもの、暑いときは冷たいものを、気どらず、構えず、ゆっくり、楽しみながら食べること」からは飾らない毎日の営みに、楽しみがいろいろあることを教えられる。

世の中が騒然とする中、今一度噛み締めたいメッセージである。

本書は、緊急事態宣言発令下、感染拡大防止の為の不要不急の外出自粛、休業要請から休校、在宅ワークの長期化による「巣ごもり」を余儀なくされ、毎日の献立に頭を悩ませている方におすすめしたい。

沢村貞子が長寿(88歳)を全うした秘密は、栄養バランスの良い食事にあった。

是非、それを見習って感染予防に優れた免疫力を高める充実した食生活に努めていただきたい。












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