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2019年11月05日

50歳の境界

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こんにちは、兵庫県伊丹市・尼崎市・豊中市を中心に身体の悩みの「根本治療」、「根本改善」に取り組む西田鍼灸療院です。

スポーツの秋。気候清涼にして、身体を動かすに絶好の季節となりました。

「いつまでも健康で元気に過ごすために、どんなスポーツをやればいいですか」と聞かれた時、当院は迷わずウォーキングをすすめる。その理由として、ウォーキングは他のスポーツに比べ身体への負担がわずかで、故障を起こすリスクが少ない。球技などに比べ特殊な運動センスも必要がなく、いわゆる「運動音痴」の人でも気楽に始められる。おまけに道具立ての必要がなく、身一つで簡単に始められるのも魅力。ただ、気楽に始められるからといってやみくもに歩けばいいというものではなく、「無理なく、楽しくいつまでも続けるコツ」があり、知識なしにやり方を間違えると後々大きなしっぺ返しを食うことになる。

そこで今回は、『究極の歩き方』アシックススポーツ工学研究所(講談社現代新書)を紹介したいと思う。
国内屈指のスポーツシューズブランドアシックスは、商品開発に生かすため3次元足形計測器を使って集積した約100万人分のデータ分析と3Dセンサーによる歩行姿勢測定システムをもとに「50歳の境界」を見い出し、正しい歩き方と靴選びを提案している。

「50 歳の境界」とは、50歳を境に人間の足形や歩き方に大きな変化が始まるというもの。
足の骨格を支えるアーチ構造が潰れて足幅が広がり、扁平足や外反母趾のリスクが高まるとともに変形性関節症が発症する。特に女性に多く、デザインやファッション性を重視したパンプスやヒールを長期間着用した者に顕著である。
合わせて筋力低下が、歩くスピードの減速を招き、歩行バランスを悪化させる。
この変化は加齢に従い大きくなるのだが、正しい歩き方と靴選びを心がけることで予防と改善が可能になるという。
特に、歩行速度と歩行能力には関連性があり、80歳になっても、まるで30代のように颯爽と歩く人が存在する一方、最悪寝たきりになる人もいる。

本書は、体幹と足を連携させ、姿勢良く、速く歩く大切さを説く。

50歳を過ぎると、足形や歩き方にどのような変化が起きるのか。どのように靴を選び、どのようにウォーキングすれば、いつまでも健康でいられるのか、様々な角度から解説してくれる。

自分の足は自分で守り、100歳まで歩ける体力作りに努めるための50歳からの意識改革が、人生100年時代のQOL(クオリティ・オブ・バランス)を決める。

ライフスタイルや目的に合わせて、楽しく継続して行えば、必ず成果が得られるウォーキング。

まずはショップに行き、専門家のアドバイスをもらいながら、自分に合った靴を選ぶこと。

その一歩を踏み出すこと。

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